ロンジンは、新しい時計の開発には慎重であることで知られており、数え切れないほどの美しい歴史的な時計のインスピレーションとして、非常に印象的なアーカイブに目を向けることがよくあります。また、予期せぬ方向に飛躍することがないブランドでもあり、その結果、奇妙で不可解な決定とそれに続くリリースがもたらされます。 だからそう言うのは公平だ ウルトラクロンカーボン 私の知る限り、ロンジンが金属ケースから複合素材に挑戦したのはこれが初めてだったので、これには驚きました。 このような翼のある砂時計時計はこれまでにありませんでした。この軽量で高性能な Ultra-Chron カーボンをさらに深く掘り下げる十分な理由があります。
ウルトラ クロンはロンジンの長い歴史の中で特別な位置を占めています。この名前は 1968 年に遡り、ゼニスの有名なエル プリメロ ハイビート自動巻きクロノグラフよりも 1 年古いことになります。 Ultra-Chron を導入した Ref. 7970 (左下) は、200 メートル潜水時計であり、高速 5 Hz 自動巻きムーブメント (キャリバー 431) を搭載した史上初のダイバーズウォッチです。 10 年前、ロンジンは手巻きキャリバー 360 で天文台クロノメーターコンクールに出場しましたが、このキャリバー 360 も周波数 5 Hz、つまり 1 時間あたり 36,000 回の振動で動作していました。つまり、このブランドはハイビート ムーブメントの構築についてある程度の知識を持っているということです。
ロンジン ウルトラクロン ダイバー Ref. 7970
レザーストラップを備えた Ultra-Chron の 2022 年リメイク版。
それを念頭に置いて、Ultra-Chron が 2022 年にオリジナルに忠実な形で復活したとき (右上) は確かにうれしかったのですが、それ以来、状況は 24 時間静かでした。しかし、それ以上のことは何もありません。Ultra-Chron Carbon は私たち全員に再び感銘を与えましたが、頭を悩ませたままでもありました。通常、ブランドはこのようなエキゾチックな素材に挑戦する前に、まずカラーバリエーションを導入する傾向があります。しかし、ウルトラクロンが当時非常に革新的で重要な時計であったことを考えると、考えてみれば適切な選択のように思えます。カーボンファイバー、または鍛造カーボンは数年前から登場していますが、依然として比較的新しい素材とみなされています。これに、高周波による精度と非常にスムーズな秒針の動きという利点を組み合わせると、理解が深まります。
時計そのものに目を向ける時が来ました。時計自体は、（ロンジンとウルトラクロンの）新しい素材の導入によって「ヴィンテージ」要素が多少背景に消え去ったとしても、その特徴的な形状を保っています。サイズとプロポーションの点では、直径は 43 mm ですが、高さは 13.6 mm ではなく 14 mm です。わずかな増加ですが、それでも増加しています。タブが短く一体化されているため、タブからタブまでのサイズは約 48 mm とかなり手頃です。ケーシングは、エポキシ樹脂と混合されたカーボンファイバーのストリップから作られ、金型に配置され、加熱および圧縮されてアウターケーシングが形成されます。これに続いて、重量を可能な限り低く保つために、黒いアルミニウムインサートを備えた固定チタンベゼル（以前のベゼルは回転可能でした）が続きます。全体として、Ultra-Chron Carbon の重さはわずか 80 グラムで、手首に非常に快適に装着できます。
控えめな外観に合わせて、Ultra-Chron Carbon はマットブラックの文字盤に、外縁に白で印刷された分表示を備えています。適用されたアワーマーカーには夜光インサートがあり、両面に白いラインが印刷されています。時針と分針の中央にはファセットカットが施され、スーパールミノバが塗布され洗練されています。夜間に点灯しないのは、滑らかに動く中央の秒針だけです。特徴的なデザイン要素をすべて保持しているにもかかわらず、時計の文字盤はより落ち着いてモダンに見え、カーボンケースとよく合います。適用された翼の砂時計のロゴも楽しく、背景にほぼシームレスに溶け込んでいます。
ソリッドチタン製のケースバックの裏側では、ロンジン キャリバー L836.6 が毎時 36,000 振動の高速で時を刻みます。 2022 Ultra-Chron に関する Brice の詳細な報道で説明されているように、これは頻度が増加し大幅に変更された ETA ベースです。耐磁性シリコン製ヒゲゼンマイが装備されており、中央のローターによって完全に巻かれた状態での稼働時間は 52 時間です。ご想像のとおり、COSC 認定を受ける代わりに、TimeLab Geneva によって認定され、ウルトラ クロノメーターとしてラベル付けされています (これが時計の名前の由来です)。時計ヘッドは、15 日間にわたって 5 つの位置と 3 つの温度で厳格なテストを受け、TimeLab の厳格な ISO 3159:2009 規格を満たしていることを確認します。
ロンジン ウルトラ クロン カーボンには、チタン ピン バックルが付いたテクニカル ブラック ファブリック ストラップが付いています。ゴールド、ツートンカラー、または宝石セットのケースを備えた時計を除けば、ウルトラ クロン カーボンは価格の点でロンジンの時計ポートフォリオのトップに位置します。小売業向け 5,450ユーロ (付加価値税を含む) この価格で入手可能なステンレス製の Ultra-Chron よりもはるかに高価です。 3,700ユーロ 革ストラップと 4,000ユーロ マルチリンクスチールブレスレット。
まあ、それは考慮すべきことですが、それが正当化されるかどうかは最終的にはあなた次第です。とにかく、Ultra-Chron Carbon は本当にクールな時計であり、ロンジンからの予期せぬサプライズです。これがブランドにとってどのような扉を開くのか、私たちはとても楽しみにしています。おそらく唯一の欠点でしょうか？回転ベゼル機能がなくなったことにより、ダイバーズウォッチではなくなってしまいます…悲しいですね。
詳細については、Longines.com をご覧ください。
https://monochrome-watches.com/hands-on-review-longines-ultra-chron-carbon-l836-6-forged-carbon-case-high-beat-live-pics-price/
